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1000PPM倶楽部
オフィス編

各社、経費節減に取り組まれている中で、特に電気代節減は金額も大きく、何とかならないものでしょうか。新しい方策は無いものでしょうか。特に多くのオフィスでは、エアコンの電気使用量が全体の約半分となっています。

1000PPM倶楽部の考え方、取組みはコロナ化での経験を踏まえて生まれたもので、ほとんどの会社において検討の余地があります。

夜間などの不在時にはエアコンをOFFにしているかと思います。一番の節電です。

ビルまるごと1社のオフィスの場合、ビルの一部がオフィスの場合では事情が異なります。

オフィスごとに、エアコンに連動した換気装置のONOFFがなされている場合が多いようですが、換気装置だけのONOFFも可能な場合が多いといえます。

さらに、エアコンの設備管理と換気装置の管理が別業者である場合、その調整・メンテがさらに別業者の場合が多いようです。このことは、電気代を安くするための当然の配慮が十分になされていないことを意味します。

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  • 換気は本来、人の多い少ないによって行われるべきものです。それはCO2濃度によってはかることができます。

  • 換気スイッチをOFFにすると、エアコンの出力が減り、電気代の削減となります。 特に夏においては、換気スイッチをONにするかOFFにするかで、エアコンの電気代が2倍近く違ってくる場合があることがわかっています。

  • 人の少ないホール、廊下などは常時OFFでもいいかもしれません。

  • 残業時の人が少ない時間・場所は、換気装置を曜日や時間帯によって調整することとし、さらにCO2濃度によって換気装置をOFFにしていいはずです。

  • 1000PPMで換気をコントロールすることについては、従業員によく説明し、理解いただくことが望まれます。電気代削減はCO2排出量の削減、地球温暖化防止にもつながります。

  • 小さめの会議室などには市販のCO2センサーを別途設置し、参加者自らCO2濃度をチェックし、換気が不十分な場合には、窓開けや入口を開けたりするといった配慮が望まれます。

  • 小さな事務所では、24時間換気が導入されている場合があり、強弱の選択しかできません。通常はを選択し、1000PPM近くになれば強に変更するようにしてください。それでもCO2濃度が下がらない場合には窓開けをしましょう。

  • 改装工事を行った後などは、シックハウス防止のためにも、換気を常時ONにする必要があります。ご注意ください。

電気スイッチがどこにあるかによって異なりますが、曜日時間帯別に管理することも可能な事が多いです。

但し、会議室などの換気装置のONOFFは人手でやっていただく必要がありますので、ご留意ください。

市販のCO2センサーを会議室などに設置し、CO2濃度によって窓開け、入口開けを社員にしてもらうことも考えていいのではないでしょうか。

1000PPM倶楽部について

換気の必要性は空間の大きさと、その中の人口密度で決まる。

必要以上の換気をやめて、必要な換気だけ徹底する。そうすれば温度差のある外気の流入が減るため、空調(エアコン)の電気代が安くなり、地球温暖化防止につながる。

換気をしなければ、呼気によってCO2濃度が次第に上昇し、感染症のリスクが高まる。

コロナ下で目安とされた判断の分かれ目がCO2濃度1000PPM(※1)で、判断に必要なツールがCO2センサー

換気スイッチのONOFFや強弱でCO2濃度を管理する(※2)のが1000PPM倶楽部の基本的な考え方。

1000PPM倶楽部は「換気の管理により、地球温暖化を防止し、感染症に負けない日本をつくる。」ことをめざしています。

1000PPM倶楽部の考え方は社員に理解してもらい、一緒に協力してもらうことが不可欠です。1000PPM倶楽部ではA4ポスター、案内カードを用意しています。

室内のCO2濃度/温湿度をリアルタイムでアプリに通知過去のデータをグラフでかんたん確認できるタイプのセンサー

店用ポスター.png

※1)空気中の二酸化炭素濃度は0.04%程度だが、呼気にはCO2が3~5%と多く含まれていることから、CO2濃度を測定することによって、感染者が室内にいた時の空気中に漂うウィルスの量のレベルが分かる。コロナなどのウィルスに特有のエアロゾル感染は、CO2の濃度が1000PPMを超えると感染リスクが高まります。CO2濃度1000PPMは新型コロナウィルス感染症対策分科会が示した目安であり、建築物環境衛生管理基準値であり、結核の二次感染リスクを97%低減できる閾値です。

 

※2)建物には換気装置がついていて、換気を調整できるようになっています。しかし人がいなくても換気をしています。

夏場は換気でエアコンの冷気を外に排出してしまい、外の熱気を吸い込んで部屋の温度が急上昇、エアコンはフル稼働して設定温度を保っています。

冬場はエアコンの暖気を外に排出してしまいます。外の冷気も吸い込んで部屋の温度が急低下、エアコンがフル稼働して設定温度を保っています。

換気の状態に合わせて換気装置をONOFFすれば、無駄な換気によるエネルギーロスを大幅カットできます。

CO2濃度を1000PPM以下にコントロールするために通常の換気をOFFにすれば、年間の電気代を10%から25%削減することが可能です。夏のエアコンの電気使用量は半分近くに削減できます。

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