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入園入学前 食物アレルギーがある子どもの給食対応

まとめ~入園入学前にしておくこと~
  
□ 食べられるものとそうでないものを確認(血液検査、負荷試験など)
□ 必須書類を準備、主治医に記入して頂く
□ 万が一の時には、どのようにしたらよいか主治医に指導して頂く
□ オリジナルの食物アレルギーサポートブックなどの説明書準備
□ 子ども自身が自分の病気のことを理解できるよう親子で勉強
□ 食物アレルギー面談を園・学校にお願いする
 

Q1 食物アレルギーがあっても入園入学は可能でしょうか?
 

A  はい、可能です。

ただし、園や学校の食物アレルギー対応状況は様々ですので早目にリサーチを始めることをおすすめします。

園であればお遊び教室に行ったり小学校であれば行事の際にお邪魔したりするなど、雰囲気を含めお子さんとの相性も考えましょう。

食物アレルギーのことだけにとらわれず多面的な角度から考えていきましょう。

Q2 入学入園について何から手をつけていいのかわかりません。

A  まずは、お子さんのアレルゲンを正確に把握することを始めてください。

アレルギー専門医がいる医療機関を受診し、入園入学前に正確な情報をお伝え出来る準備をしましょう。

初診までに数ヶ月以上かかるケースもあり、余裕を持って受診の計画を立てます。

そしてアレルギー専門医と園・学校での対応についての相談をし、お子さんの現状を保護者がしっかりと把握し詳しく説明できるように準備しておきましょう。

Q3 現状の給食のアレルギー対応はどう調べたらよいでしょうか。

A  それぞれ、担当の方に直接お電話して伺う、そして通園通学している知り合いがいれば様子を教えて頂くなどしましょう。

保育園:公立は自治体の保育園担当課(保育課・こども課など)、私立は園に直接。

幼稚園:公立は幼稚園担当課、私立は園に直接。

認可外:園に直接

小学校:公立はその自治体の担当課(マニュアルがHPに掲載されている場合が多い)。 私立小学校に直接。

Q4 先生にどこまでお願いしたらよいのかわからない。

A  食物アレルギーといっても、アレルゲンや症状の出方など千差万別です。

詳細な状況をお伝えすることで、園や学校で具体的にどのような対応が可能か先生方にご検討して頂けます。

今までの症状出現の状況や経過を、文字情報(手書きや PC)や写真で情報提供しましょう。

同じ情報を持つことにより間違いやリスクの低減につながります。命に関わることもある食物アレルギー対応ですので、お子さんの状況に合わせた対応のご検討をお願いしましょう。

言わなくてもおわかりになるだろうということでも、丁寧にいう点を念頭に置いてお伝えしましょう。

保護者は周りの方が食物アレルギーのことを知らないと言う前提で説明をする練習が必要です。
 配慮をお願いする際は、集団生活で可能かどうかの確認も必要です。

医師が必要と判断する配慮以上のことを求めることは指導を妨げる恐れがあるため難しいでしょう。

また言葉の解釈の違いが誤解を生む場合があります。
説明は出来るだけ簡潔に、専門用語などを使うよりも普段の言葉の方が誤解なくやり取りができます。

また、保護者が同級生の他の保護者へ説明をする機会を頂けないか伺っておくなど心配事を減らすためにもしっかりと準備しておきましょう。
 

Q5 どのような書類を準備すればいいのかわからない

A   園・学校・自治体により違いはありますが、必須のものとして医師に書いていただく書類があります。

例としては「学校生活管理表」「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導票」などです。

園や学校から書類を渡されますので医師に書いていただきます。
さらに提出すると話がスムーズに進むものとして、①最新の血液検査結果、②主治医・医療機関名・現在までの経過、③どのような薬剤の処方をされているかの詳しい説明書、④アナフィラキシー・アナフィラキシーショック既往があれば「アナフィラキシー既往調査票」などがあげられます。
園・学校に事前にお願いをしておけば、説明会より前に書類を頂けることもあります。

医師に書いて頂く書類は時間がかかることも多いので前もって園・学校に提出期限を伺い、受診のタイミングを考え説明会より以前に頂くことも検討すべきです。

特に最新血液検査結果も添付、その結果を元に医師に書いて頂く場合は、血液検査の結果自体に時間がかかりますので余裕を持って動きましょう。

Q6 食物アレルギー面談とは

A   公立小学校であれば就学前検診前にお電話し食物アレルギー面談のお願いをしましょう。

事前にお願いすることで、学校側も担当教諭(栄養教諭、給食担当、教頭など)が予定を空けておいてくださったり、書類など準備してくださったりしてくださいます。

事前にお子さんの食物アレルギーについて正確な情報を伝え、緊急時も含 めて的確な対応をして頂けるよう食物アレルギー面談をお願いしましょう。
入学前の食物アレルギー面談は何度も実施されることがあります。

給食が始める前までに、確実に決めておくべき沢山のことがあります。

可能な限り多くの先生方に出席して頂き、担任不在時にも対応出来るよう職員全体で情報共有のお願いをします。

話し合いを上手く進めるために主治医と相談しておきましょう。

例えば、「アレルゲンが皮膚に接触した場合どうなりますか?」と聞かれ、こちらが「わかりません。」と答えたり、未摂取の食品があったり、アレルゲンかどうかわからなかったりすると預かる立場の先生方も不安になります。

そうなら ないためにも保護者が情報を整理しておきましょう。

Q7  食物アレルギーによっては、給食で対応してもらえない場合もあるのでしょうか。 そんなときはお弁当を用意することになるのでしょうか。
 

A  アレルギーの種類や自治体によっては給食対応が難しい場合もあります。

最も優先すべきは命を守ることですので、まずはお弁当持参で一緒に食事をとることを目標としましょう。

今後寛解が進んでいけば給食対応が可能になることもあります。

専門医の先生と 相談しながら治療を進めていきましょう。

Q8  学校の対応に不満がある場合はどこに相談すればいいでしょうか。
 

A  自治体の教育委員会の担当部署に相談しましょう。

残念ながら食物アレルギー対応に前向きではない園・学校もあります。ガイドラインなどが各省庁より出ておりますので、 ご参考にされてください。
 

参考資料

「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019 年改定版)」

2019 年(平成 31 年)4 月厚生労働省
 
「学校給食における食物アレルギー対応指針」

平成 27 年 3 月文部科学省
 

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