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引きこもりが何なのか、
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【引きこもりについての基本的理解】

引きこもりは、「動かない状態ではなく動けない状態」であり、他に手段がない段階のうちは、「引きこもり」は自分の身を守るために大切な対処方法なのです。

 

病的な要因(身体・知的・精神・発達)があるのか、環境要因(職場や学校でのパワハラやイジメ・家庭内のプレッシャー)があるのか。体質的要因(本人に生きる力が極めて少ない状態)があるのか。その原因は人それぞれですが、何らかの原因で追い込まれていて、落ちこぼれた後、自分の本当に信じられる生き方が分からずに、引きこもるしかない状態です。

 

何らかの要因で、「寝たきり」の状態にあることが精一杯の人を責めるでしょうか?「引きこもり」も同様で、まずは引きこもっている人自身の存在を認めることが重要だと考えます。

その反面、多くの引きこもり当事者が引きこもり状況に苦しみ、脱出を望んでいることも事実です。

 

また、長期の孤立状況は心身にさまざまな悪影響をもたらすことは医学的にも証明されています。従って、当事者や家族が何らかの支援を望む場合、医療を含む様々な支援手段や社会資源を利用することが必要になってきます。

素朴な疑問

『Q1  どこからが引きこもりになるのでしょうか?』

A  まず引きこもりという言葉は病気ではなく、不登校や寝たきりなどと同じ「状態」を指します。

厚労省の定義では、「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的に6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」を、「引きこもり」としています。

自分の部屋に閉じこもっている方だけではありません。一時のメディアの影響もあり、いまだに部屋から全く出られない人=引きこもりというイメージを抱く人がいますが、それは正しくありません。

社会に居場所がないだけで、1人で飲食や趣味の用事の時だけは外出できる方も引きこもりと判断されます。外出が可能な引きこもりは、外出できてしまう故に、本人の自覚がないケースが多く見られます。


『Q 2病気ではないのに、どうして引きこもるのでしょうか?』

もともと病気の傾向がなくても引きこもりになってしまう方はたくさんいます。さまざまな原因がありますが、きっかけは挫折体験が多いと思われます。不登校が長期化するケースや、一旦就労したものの人間関係やパワハラなどを理由に退職して引きこもってしまうケースもあります。他にもいじめを受けて人間不信になり引きこもってしまうなど、いろいろなきっかけがあります。



『Q3  病気を発症して、引きこもる人もいるのではないでしょうか?』

A  もちろんいます。引きこもりは病気の有無を問わないのですが、個人によってはさまざまな病気の可能性もあるわけで、診断名をくだされていない段階で引きこもっている人も大勢いると思われます。

病気を発症して引きこもりになるのか、引きこもりをきっかけに病気になるのか、どちらが先かは分かりません。長期間引きこもっていることによって、二次症状としてうつ病などになるケースもあります。

この場合は、病気に対しての治療をして、同時に引きこもりの支援アプローチが必要になっていきます。

引きこもりに関わりの深い精神疾患として、統合失調症や双極性障害、うつ病などがあります。幻覚や妄想といった特徴的な症状とともに、無気力状態が続くことによって引きこもっている人もいます。

これらの場合は適切な薬物療法が行われれば早期に改善することも少なくありません。逆に放置すると症状が慢性化・悪化することも考えられます。その精神疾患に対しての原因・症状・仕事をする上でのポイントなどをよく聞いて回復へ進むことが望ましいです。

そして、発達障害のある方が特性を理解されないまま不適切な環境にいることで、環境との不適応を起こし、二次障害として引きこもり状態に陥ってしまう場合もあります。

また近年は、様々な依存症から引きこもりになる人が増えております。

酒や薬物に溺れている人、1日中ネットゲームをやってしまうゲーム障害、パチンコ屋と自宅を往復するだけのギャンブル依存症など、多種多様な依存症が原因で本人も知らぬ間に引きこもり状態になって苦しんでいます。

このような場合も依存症の回復治療とともに引きこもりの回復アプローチをしていかなければ、本当に信じられる自分にはなれません。

こういった疾患や障害による引きこもりの悪化を防ぐためにも、早めに専門医の指示を仰ぎましょう。

引きこもりの初期対応で重要になるのは、精神疾患の有無の判断です。精神疾患が原因で引きこもっているのであれば、解決方法はまず疾患に応じた治療から入らないと大変危険ですので注意してください。



『Q4  引きこもりは怠けている悪い人間ではないのでしょうか?』


違います。きっかけは挫折体験によってドロップアウトする人が多いと思います。もちろん、落ちこぼれた後に努力を怠ったことから、引きこもりが長期化した人もいるとは思いますが、社会に馴染めない苦しさから身を守るために、本人なりに一時的に対処しています。

よく考えてみてください。家族や周りから承認されない「引きこもり」を、怠けたいという理由だけで本人が心から望んで続けるでしょうか。人間には承認欲求があるのです。

本人が望んで引きこもっているように見えても、実は引きこもる以外の生き残る手段が見つかっていない場合が多いと考えてください。

ちなみに私の場合は、学生時代に集団暴行を受けたことがきっかけで不登校になり、その後周囲(親や先生など)に自分の存在を認められなかったことから、引きこもりになりました。


『Q5  引きこもりの方は女性よりも男性が多いと聞いたことがあるのですが、本当にそうなのでしょうか?』

男女比についてはさまざまな説があります。ニートに関する統計では、男女比がほぼ半々に対して、引きこもりの統計では7割が男性です。

相変わらず男性の方が就職に対する社会のプレッシャーが強くて、引きこもりが事例化しやすい、問題視されやすいという側面があるのかもしれません。

しかし、圧倒的に男性が多いとは私は思えません。

これまでの行政の問題点

『Q6  これまでも行政は引きこもり対策を取り組まれてきたのに、なぜ高齢化して大きな問題になったのでしょうか?』

 

A  まず、若者に限定した就労支援の取り組みがメインだったことが、私は好ましくなかったと思っています。

そして、一部の引きこもりの事件をきっかけに、安易に引きこもりを非行と同じくくりで治安対策として担っていたことなども大きな問題だったと考えています。

他にも、引きこもりのきっかけが起こる年齢が上がってきたこと。昔は不登校から引きこもる人が大半でしたが、最近は退職して引きこもる人も増えました。

それから、引きこもりは長期化しやすいということです。多くの人が、一旦引こもるとそのままの状態で歳をとり続けてしまいます。

引きこもりの方々とやりとりして感じることは、一旦、社会からこぼれ落ちた人たちがまた戻ろうとするときに大きな障壁にぶち当たってしまい、なかなか打開できない状況です。

特に今は40歳以上の団塊ジュニア世代が、雇用環境の変化などに適応できなくなったことも大きく影響していると思われます。

私が引きこもりの支援活動をして感じたことは、本人の問題点だけを改善しても、社会に馴染むことが困難な現実があるということです。



『Q7  引きこもりの長期化はどうして起こるのか』
 

A  両親が働いているうち、または年金生活でなんとか維持しているうちは良かったのですが、なかなか子どもの打開策が見出せない。情報も少ないし、どうすれば良いのか分からない。

しかし、子どもの引きこもりのことは隠したいということがあって社会との接点がなくなっていきます。私はこれを、家族が(引きこもり問題に対して)引きこもってしまった状況と言っています。

引きこもっている「当事者個人」、「家族」、「社会」の3つに健全な繋りがなくなった時に長期化すると思われます。

強迫観念がある「家族」は焦燥感や不安感が必要以上に強まり、引きこもりの当事者と円滑なコミュニケーションが築けなくなります。

説教や叱咤激励というかたちで結論ありきの会話ばかりになり、そのことが本人に一方的なプレッシャーを与えることになって、本人と家族との関係が途絶えてしまいます。

さらに「家族」と「社会」に繋りがないと、いっそう悪循環が強まります。家族と社会の繋りとは、引きこもりの状態を対外的に公表・相談しているかどうかという意味です。

世間の評判を気にして、家族が引きこもりである事をひた隠しにしたり、誰にも相談しない時点で「社会」との接点がなくなってしまい、相談や解決、治療の機会が失われて長期化します。



『Q8 引きこもりは犯罪者予備軍?放置しておいたら危険なのではないでしょうか?』

A  当事者・家族共に高齢化する中で極端な事例として、家族内の殺人や無理心中、年金を受け取るために亡くなった両親のことを役所に伝えないなど、事件化されるケースが一部に出てきているのは確かです。

報道では当事者だけが悪いかのように取り上げられがちですが、情報がもともと遮断されていて、本人も家族もどうして良いのか分からないという現状があります。

そういった状況で、個人を攻め立てるようなことが起きると、本人や家族をますます追い詰めてしまいます。

引きこもりを危険な人と考える人もいるようですが、私はそうは思いません。

なぜならば、「本来自分が一番安心できる場所(自宅)にいるのがベストなのに、外に向かって犯行に至るということは基本的には考えにくい」と思うからです。

引きこもりが万が一、危険な行為に及ぶことがないようにするためには、周囲や家族の理解が必要です。



『Q9  引きこもりが家庭内暴力など、危険な行為に及ぶのはどんな時なのでしょうか?』
 

A  引きこもりは、「動かない状態ではなく動けない状態」であって、つまりは社会に繋がって馴染む方法が分からないために、引きこもって自分の身を守っています。

本人が引きこもる以外の生き残る手段が見つからない段階で、周囲が強引に「外に出させよう」「就労させよう」としてしまうと、本人は危機的な恐怖感を抱いてしまいます。

それは実は、必死に浮輪につかまって生き残ろうとする「泳げない人間」に対して、浮輪を離せ!と言うくらい残酷なことなのです。

本人に対して、新しい安全な解決策が何ら示されずに、これ以上引きこもり生活を続けられないという危機感や恐怖感、絶望感だけを抱かせてしまった場合には、自分が安全に生き残るために抵抗するかもしれません。

私自身も引きこもり時代は、親や周囲に対して攻撃的になったこともありましたが、本当に信じられる自分の生き方と、自分を理解してくれる仲間や支援者、医師に出会えてから、自立に進むことができたと思います。

 


『Q10   引きこもり本人が、両親や社会への恨みや怒りを話し続けてきた場合はどうすればいいのでしょうか?』

A  「親の育て方が悪い!社会が悪い!」など両親や社会への恨みや怒りを話し続ける場合もあるかもしれませんが、そういう時は遮ることなく、最後までしっかりと聞いてあげてください。内容の正しさは関係なく、「聞いてもらえた」という満足感を当事者に感じてもらうことが重要です。

ポイントは「聞く」「受けいれる」「待つ」の3つです。本人は分かってほしいから言うのであって、そんな本人に対して、また言ってるといった態度はNGです。「そうだったんだね~」の一言の姿勢でも十分です。聞き方や話しかけ方がぎこちなくても、当事者と話したい気持ちが伝わっていることが大切だと思います。

そして、できれば医師や相談員、家族会の仲間にアドバイスを受けながら、家庭内暴力があった時はどのような対応をすべきかなど緊急時に備えて早めの対策をとっておきましょう。

【家族はどうすればよいか】

『Q11   家族や周囲が変われば引きこもりは改善されるってこと?問題があるのは引きこもり本人ではないのでしょうか?』

確かに引きこもりは社会的な問題ですが、果たして引きこもりの家族や周囲には問題がないのでしょうか。

むしろ、引きこもりだけが問題と思っている方が問題かもしれません。しかし、引きこもりは決して珍しいことではないのです。ましてや、個人の意思だけの問題では絶対にありません。

人間の生き方に正解はありません。今日の経済史上主義では、生産率やGDPを上げることが人間の価値であるかのような錯覚がありますが、それは正しいのでしょうか。

落ちこぼれた後の再チャレンジの機会も数少ないのが現状です。

今は誰でも、引きこもり状態に追い詰められてしまう可能性のある社会なのです。


『Q12   引きこもり本人を伴わずに、家族だけがどこかに相談へ行くことに意味があるのでしょうか?』
 

A  あります。そもそも、引きこもり当事者が最初から医師や相談員のもとに来ることの方が難しいので、基本は家族のみによる相談から始まります。家族相談はとても有意義です。

医師や相談員から、引きこもり本人に対する接し方、受診や介入のタイミングなど専門的なアドバイスをもらうことができます。

他にも、引きこもりの家族を持つ方々が悩みを共有してお互いに支えあう家族会の集まりや、講演会や勉強会に参加すると、さまざまな事例を知ることができて、孤独も和らぎます。

家族が相談に出向いて、まず家族自身が誰かに苦しみを分かち合うことにより自分自身のケアができるのです。

家族自身にゆとりが持て、家族が適切な対応方法を知っていけば、親子関係の改善をはかることが可能になります。そうすれば、 当事者個人、家族、社会の3つの繋りが少しずつ健全化されると同時に、引きこもりの長期化は避けられると思われます。



『Q13  では実際、子どもが引きこもったら具体的に家族に何をすればいいのでしょうか?』
 

A  まずは当事者や家族に合った病院や相談窓口を探してほしいと思います。

引きこもりに詳しい精神科医は決して多くはありません。

だから、引きこもりではなくても、不登校などを扱った経験がある病院や相談窓口、両親だけの相談にも応じてくれる所、通院しやすい所を選んでほしいと思います。

引きこもりからの回復は年単位になることもあり、家族の方が当初は遠距離でも頑張って通うことができたとしても、次第に辛くなることも考えられます。そして、当事者が通うことになった時のことも考えて、できるだけ通いやすい範囲の病院(クリニック)を選びましょう。

近くに通えるような病院がない場合は、まずはひきこもり地域支援センターや精神保健福祉センターなどで相談してみてください。

特に、ひきこもり地域支援センターは引きこもりに特化した相談窓口であり、社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士などが相談内容を基に適切な支援機関につなげてくれます。

そして、一番私がオススメしたいのが、やはり当事者会や家族会の参加です。

同じ境遇の中で生き抜いてきた仲間やサポーターたちに、これまで蓄積してきた解決のノウハウをぜひ聞いてみてください。きっと自分に合った解決策が見つかると私は信じています。



『Q14   本人が病院や相談窓口に繋がってからの注意点はありますか?』

A  ここで注意すべき点は、繋がった医師や相談員が、必ずしも本人に合うかどうかは分からないということです。

本人との相性や、医師や相談員の特性によって当たりハズレもあります。私自身は主治医をこれまで3回変えていて、4回目でやっと通院を続けてもいいと思える医師に出会いました。

本人がいくら頑張ったとしても、結果は相手の事情やタイミングによって左右されます。

相性や運が悪くて長続きしなかった時でも、本人が行動できたことを誉めて、家族には気長に見守ってもらいたいです。家族と同様に、本人に合った相談先を探すことを諦めないことが大切です。

『Q15   病院で薬を出される場合はあるのでしょうか?』

A  あります。

精神疾患がある場合は薬物治療にも入りますし、重たい病状でなくても、医師によっては薬物治療を並行して行う場合があります。

引きこもりに効く薬はありませんが、外出時の不安を軽減させる抗不安薬などを飲むことで、活動がスムーズになるといった対症療法的な使用になると思われます。

本人にとって必要な薬は使用するべきだと思いますが、薬には副作用もあるので、過度に薬物治療をする病院は個人的にはお勧めしません。

 


『Q16   病院や相談窓口に行けば回復するのでしょうか?』

A  不十分だと思います。

家族とのコミュニケーション、医師や相談員とのカウンセリングがうまく行ったら、次はそれ以外の他人と触れ合う経験を重ねるきっかけを探る集団適応力を高める回復段階に入る必要があります。

引きこもりの方が参加しやすい場として、さまざまな問題を抱えた方同士が集まり、相互に語り合うことで問題解決をはかる自助グループ(当事者会)や、病院(クリニック)や保健センターなどで行われるデイケアなどがあります。

他にも趣味を伸ばす教室やボランティア活動など、実用的でありながら心理的な負担が強くない活動が良いと思います。

このような活動を通じて親密な人間関係を複数持つことができれば、引きこもりからは脱出できたと言えると思います。

 


『Q17   引きこもり当事者として、家族や周囲に絶対やってほしくないことって何でしょうか?』
 

A  人によって様々ですが、私は説得や強制することが一番良くないと思います。

最近では引きこもり支援をビジネスにした引き出し業者もいますが、本人の意思に反し、又は十分な判断を下せない状況で自宅から無理やり連れ出すなどされたら、本人により深い心の傷を与えてしまい、家族との関係もさらに溝が開く可能性が高くなると思います。

自由や自己決定権を奪ったままの状態で、支配的な支援の強要はやめてほしいと強く願っています。

時折、「義務を果たしていない連中には権利なんてない」という論理がまかり通って、どんな人にも無条件に人権があるという先進諸国では当たり前の常識が共有されていないと感じることがあります。

義務を果たせないくらい心も体も弱ってしまった人間には生きる価値すらないのでしょうか。弱い所を共有しあえる多様性の社会を望みます。

【引き出し業者とメディアの対応】

『人権問題に触れる「引きこもり支援」を行う業者に関して』
 

最近、引きこもりの「支援者」を名乗りながら、引きこもり当事者をモンスター扱いし、精神科病院や集団生活型支援施設に送り込むといった、「引き出し業者」が横行しています。

私が把握しているだけで3件以上、都内を所在地とする引きこもり「自立支援」施設関連の訴訟が進行中です。

又、そうした「引きこもり支援」を謳う業者のなかには、およそ500万円から数千万円といった法外な金額で契約させたり、実際のサービス内容が事前の説明と異なっていたりする場合もあり、消費者庁は引きこもり支援を目的として揚げる民間事業の利用をめぐる「消費者被害防止に向けた注意喚起」の文書を公表しました。

こうした業者は、長時間の説得や、威圧的な態度のみならず、ときに身体の自由を奪ってまでも強引に施設に連れ出したりします。

又、精神保健指定医と手を組んで、患者を精神科病院に入院させた後、退院後に関連施設に強制入所させるといった、悪質な手口をつかうケースも多く見られます。

入所施設においても、精神・身体の両面で、入所者の行動を制限することもあり、人権問題に触れる行為をします。

それにも関わらず、メディアが好意的に紹介することがありました。

多くは親だけで契約して、引きこもり当事者の意思に反して組織的に支配しながら、自由や自己決定権を奪った生活をさせています。

このような施設・団体には決して関わらないようにしてほしいと願っています。

引きこもりと親の高齢化が進み、この手の事業が悪質な高齢者ビジネスになってきています。行政のチェック機能が急務です。

メディアの方は正しい医療・福祉サービスの知識を持ち、取り扱う業者が人権的にも医療的にも法律的にも問題がないのか、正しく認識した上で取り扱ってもらうように願っています。

これまで、さまざまな対策が行われて、親の会など当事者を支援する団体も増えてきました。厚労省が家族会に委託する形で拡充したガイドラインも作成しています。こうした一般的に取り組まれている支援情報をメディアが届けていくことが必要です。

メディアは引きこもりに関する事件のみを報じるのではなく、同時にこれまで蓄積された支援のノウハウの情報提供をしていくことが、当事者や家族の命綱になるのです。

 

【引きこもり本人との対話方法】

『Q18   引きこもり本人と対話を始めるためにはどうすればいいのでしょうか?』

A   引きこもり本人に対して、「外に出して就労させる」という結論ありきの話ばかりをしていては、話が通じないのは当然です。引きこもり支援はハイレベルな当事者理解が必要です。

まず、引きこもり当事者と対応する時に心がけることは、「安心して引きこもれる環境を作ること」です。

そう心がけなければ、本人の立場から見れば、いつまでたっても安心できるコミュニケーションなどとれません。

会話の内容としては、ペットの話や芸能界の話、意味のないお喋り(結論を出さない会話)をして、対話回路を開いていきます。

将来の話や学校、仕事の話、同世代の人の話などは避けてください。自分の方が心を開かないで、テクニックで接して相手に心を開くことを求めても無理な話です。

時間をかけて関係性を作り上げていくことが大切です。

『Q19  でも、働かないと生きていけませんよね。そのことはきちんと伝えて説得するべきでは?』

A  引きこもりへの否定的な意見が極めて常識的で正論であったとしても、「常識的なことをやりたくても出来なくて悩んでいる人」「正論が出来なくて追い詰められている人」が、社会にはたくさんいます。

元引きこもりの私もその一人です。

家族は、現状をどうにかしようという焦りから、説教や説得、議論をしがちです。

しかし、最も危機感を抱いているのは当事者本人なのです。

正論ができなくて苦しんでる人に正論を浴びせかけることは、当事者にプレッシャーをかけるだけで、益々引きこもりの悪化を招く場合があります。

もちろん、家族としては感情的になる時もあるでしょう。

しかし、「恨みや怒りといったネガティブな感情」を含んだ発言は、相手に新たな恨みや怒り、怖れを生み出して口論になってしまいます。

本人が抜け出す時期・変化する時期までじっくり待ってください。まずは当事者の話にしっかり耳を傾けて、考えを共有する姿勢を維持してほしいと思います。

『Q20  引きこもり本人よりも家族が倒れてしまいそうな時はどうすればいいのでしょうか?』

A  引きこもりの解決方法として、真っ先に家族相談をあげてきたと思いますが、家族自身のケアを忘れないように注意してください。

両親、特に母親は、引きこもっている子どもに献身的に尽くし、自分の時間もなく疲弊しているケースがあります。

これでは親子共倒れになってしまうので、まずは両親が社会との接点を持ち相談できるようになりましょう。

病院や相談窓口はもちろん、引きこもりの家族を持つ方々が悩みを共有してお互いに支えあう家族会の集まりへの参加がとても重要です。

引きこもりから脱出するまでは長い年月がかかることもあり、同じような悩みを抱える家族との連帯は非常に心強いものになるはずです。

アルコール依存症の旦那を持つ妻が、ノイローゼになって日夜、酒を隠すのと同様に、家族自身が子どもの引きこもりに対してノイローゼで狂気な状態になってしまいます。

家族が自分自身の健康に一番気をつけてください。

自分の仕事や趣味などで外出して、自分の世界を持っておくといいでしょう。自身のリフレッシュになることに加え、引きもっている子どもに対して「外の世界には楽しいことがたくさんある」ことを身を以て示すことにも繋ります。

親が変わらないで子を変えようとしても、子は変わらないということを覚えておいてください。

そして、結論から言いますと、引きこもり本人・家族は、百人・百家族・百様なので、どの解決策が当てはまるかは分かりません。

引きこもりに効く処方箋もありません。ただし、声を張り上げて言えることは、探し続ければ、各々の引きこもり本人・家族に合った解決策は必ず世の中にあるということです。

【引きこもりをやめるということ】

『Q21   本人はどんな時に引きこもりをやめたいと思うのでしょうか?』

A  本人にとって「引きこもり」が身を守る一時的な「解決策」から、「問題」に変わってしまった時期に、何かを変えたいと思い始めます。問題とは、引きこもり生活を続ける「自分自身」の生きづらさを実感することです。社会と繋がっていて苦しかったから引きこもってきたのに、引きこもっていても何故か心が満たされない。そう感じた時に、本当に信じられる自分の生き方について考える時が何度かやって来ます。私は不健全な引きこもり期間を過ごして苦しんだことによって、自分の人生に責任を持った「健全なインドアライフ」を送ろうと決心できました。

『Q22   引きこもり本人にとっては最初の一歩はそんなに大変なのでしょうか?』

A  大変です!自転車で譬えると、止まっている自転車の車輪のこぎ始めは非常に重たいですよね。しかし、そこを踏ん張ってこぎ続ければ、車輪はスムーズに回転して進みます。同様に、引きこもりで止まってしまった自分という車の車輪を動かすことは、最初は困難です。そのためにも、本人が相談先に繋がるタイミングも本人に委ねてあげてください。

本人が本気で変わろうという勇気が芽生えるまで、猶予期間を与えてあげてください。周囲から見たら無意味な時間に思えても、本人にとってはまだ引きこもりが必要で支えになっている時期だからです。(家族が一人で相談先に行くのはなるべく早い方が良いと思います。)

『Q23  とりあえず動いてみろと言いたくなるのですが、それはダメでしょうか?』

A   本人にある程度の泳げる自信がつく前に、「浮輪を離せ!」とは言わないでください。

引きこもりにとって「第一歩による成功体験」はとても重要で、それ故に両刃の剣となります。

万が一、ありったけの勇気を振り絞って出した第一歩で、再び誰かに騙されたり傷つけられる出来事が起きたら、その反動で余計に引きこもってしまうかもしれません。

集団暴行や詐偽にあった経験のある私は、トラウマがあるので特にそう思います。

従って、本人がSOS発信のために可能な限りの準備をして、自分が傷つくリスクを減らしてから第一歩を踏み出させてあげてください。

家族ではなく、本人が心から今の状態を何とかしたいと思えるかどうかが鍵です。

どうか本人の気持ちを尊重してあげてください。引きこもり支援の基本は当事者個人に寄り添うことです。

私が家族支援を一番にあげるのは、本人をどうにかしようとするよりも、本人に近い人たちの意識を変えてもらうことの方が重要だと思うからです。

本人の気持ちが尊重されず無視されたかたちでの支援は、元当事者の私から見れば暴力と同等だと考えています。それがたとえ世間では正しい解決策の一つに見えたとしても、当事者の心には一生深い傷をつけてしまうことになるでしょう。

『Q24  では、本人が最初の一歩を踏み出せるようにサポートできることはありますか?』

A  本人が、外部へ相談できるような自分になるためのコンディション作りを少しずつ進めている場合、本人がやりたいと言ったことだけサポートしてあげてください。

趣味や買い物など本人の得意な分野での自己承認は、本人にとっては大事なことなのです。

それに伴って、「お小遣いはいくら位がいいですか?」という具体的な質問をよく受けます。本人や家族の価値観や状況にもよりますが、全くお小遣いナシでも与え過ぎても、自分で金銭管理する練習ができずに自立へと進みにくいので、ほどほどが一番です。

また、本人が家事や介護などを手伝いたい意思があれば、どんどんやってもらいましょう。

ただし、どうせ暇なんだからやって当たり前みたいな姿勢をとるのは好ましくありません。

あくまでも家族のメンバーの役割分担として、本人納得のうえでやってもらいましょう。

当たり前の反対語は「ありがとう」です。

いまだに引きこもりを「贅沢病」などと呼んで、毎日が休日(OFF)と考えている人がいますが、むしろ引きこもりは常に自責の念に悩まされていて、24時間365日片時たりとも気の休まらない(ON)状態で苦しい生活を送っている人が多いのです。

社会的に責任を果たせずONがない故に、本当のOFFの時間も持てない。

心から笑えることがない日々の繰返しです。

私が家族に受容的対応を勧めるのは、決して甘やかすよう提案しているのではなく、家庭が安心できる土台となって初めて、本人はそこを足場に新しい世界へと踏み出すことができるからです。

【当事者の会】

『Q25  自助グループ(当事者の会)に通うことは重要でしょうか?』

 

A   はい。引きこもり当事者にとって、現在の引きこもり状態の自分を平等に受け入れてくれる居場所、仲間やサポーターの存在が重要です。基本的には、人間関係を失って生まれた苦しみは、人間関係を取り戻さない限りなくならないと考えてください。本人にとって当事者会は初めは緊張するかもしれませんが、比較的に集団適応しやすい場所のはずです。なぜならば、その居場所は引きこもりで苦しんでいる人こそが、行っていい場所だからです。当事者会で、本人はうまく話す必要なんてありません。ただ自分を受け入れてくれる仲間たちと一緒にいて、話を聞くだけでもいいのです。周りの人の本音や弱音を聞いて、「自分だけが苦しいわけじゃなかったんだ」という共感を味わえるだけで、本人にとって十分プラスになります。そして、医師や相談員との関わり、薬の服用だけでは、当事者の回復は不十分だと思います。同じような境遇の中で生き抜いてきた人たちが集まる居場所で、共感という温かさを体感すると共に、これまで蓄積してきた解決のノウハウを情報共有することによって、自分に合った解決策が見つかりやすくなります。「病気の当事者より解決策を知る者はいない」と言うのが私の一つの考え方で、引きこもりも同様です。

 

 

 

『Q26   集団の場所でまた本人が他人とモメて挫折したりしないのでしょうか?』

 

A  その可能性を覚悟したうえで、本人は複数の人間関係を親密に築く練習をします。自分の操縦方法(セルフコントロール術)を学ぶことで回復していきます。そのため、私としては同じ目的意識がある共同体のような居場所をオススメします。

例えば、同じ船に乗っていても、目的地を定めず、船員が好き勝手に漕いでいたら、船の上で争いが起きて沈没しかねません。単なるフリーな雑談の居場所でも良いのですが、普段からセルフコントロールの練習をしているような参加者が集う環境が好ましいと私は思います。はじめのうちは上手く話せなかった人も、周りの仲間の正直さや優しさに触れて、自分の中にも正直さという勇気がわき上がって自然に話せるようになっていきます。やがて、自分自身への偏見や問題点に気付き、より解決の道へと歩めます。そして、自己信頼と幸せ力が増します。それだけでも引きこもり時代とは雲泥の差です。

自分にとって安全な居場所で、自分に合った解決策に取り組む過程で、自分の操縦方法を確立していき、共に歩める仲間を作っていく。そうすれば苦しい引きこもり生活から、自分の人生に責任を持った「楽しいインドアライフ」を送る自分に、不思議と変化してくるはずです。

 

【就労】

『Q27  就労はできるようになるのでしょうか?』

 

A  本人にとって安全な場所で安全な人と交流できる段階になったとしても、本人が就労できる状態なのかは分かりません。

障害や病気の疑いがある人はそちらの治療を優先する必要があるでしょうし、生活保護や福祉サービスなどを活用していくことも重要な選択肢の一つです。

生活支援に関わる行政の方たちには、引きこもりの人に対して受容的な態度で丁寧に接してもらいたいと思います。ゆくゆくは社会全体が、引きこもりの人が働きやすい環境について考えてもらいたいと願っています。

本人は、医師や相談員と話し合いながら、とにかく孤立せずに人との交流を続けて、無理せず本人に合った歩幅で歩んでいくことが大切です。

就労を検討するのであれば、就労継続支援などの福祉サービスも利用できます。

就労継続支援とは一般企業で働くことは難しいものの、一定の支援があれば継続して働くことができる方に働く場を提供するサービスです。

体調や特性に理解のある職場スタッフのサポートの下で働くことができ、賃金をもらいながら人間関係も構築することができます。

 

 

『Q28   引きこもり本人は就労する気はあるのでしょうか?』

 

A  社会から承認されない生き方を望む人は誰もいません。

本人が苦しいか苦しくないか。本人にとってより良く生きるためにはどうしたらいいのか。最終的には、本人の人生は本人が決めるものです。

就労の悩みから生じる自責の念が抜けられない人は、当事者会の参加から、就労への歩みをすると思います。

就労への歩みは単に金銭面の問題だけではなく、人間関係の作り方をより学ぶと同時に自責の念からの解放をさらに進めてくれます。

そして何よりも、引きこもりの人はお膳立てされれば、きちんと働ける能力を持つ人が多いのです。

昔に比べて今は、色々な人に合った働き方を探すことが少しずつできるようになってきました。

しかし、引きこもりに関してはまだまだ不十分です。

引きこもり当事者や家族の声を聞けるような精神保険福祉であってほしい。

それから、働ける環境という観点で引きこもり当事者を合理的、効果的にサポートできるように、政府・地域行政の組織的、経済的支援措置も急務だと思います。

【生活保護】

『Q29  身内がいなくなり一人になった引きこもりの人は、どうすればいいのでしょうか?』

A  例えば、生活に困って生活保護を利用したいと思った場合、申請する権利は誰にでもあります。

しかし、窓口に一人で頑張って行けたとしても、知識が少ないばかりに申請されずに帰らされる人もいました。

引きこもりで生活に困っている人の多くは、精神的に弱って引け目を感じています。中には職員のきつい質問や態度によって、精神的なダメージを受ける場合があります。

まずは、生活保護や生活困窮の相談に乗る支援団体、法律家やソーシャルワーカーなどに相談してから、一人では行かずに窓口まで同行してもらいましょう。

民生委員からの紹介を受けてから行くのも良いと思います。

生活保護の制度に詳しい専門家にお願いすると、法律にのっとって正しく申請が出来ます。

しかし、専門家でさえも、地域ごとに手続きの仕方が微妙に違ったり、職員の対応の違いに苦労する人もいました。

また、同行してくれる人がどこまでサポートしてくれるか、その機関によっても違うし、個人の力量の差もあります。中には生活保護を食い物にする貧困ビジネスの団体もあるので注意が必要です。

分野ごとに相談する必要性があることや、相談先による対応の違いには、私も悩ましい思いをしています。

一ヶ所で一人の担当者が多分野において把握して、社会復帰のプロデューサーの役割を果たしてくれるような支援者はほぼいないと言っていいと思います。

私は仲間の紹介により、様々な専門家や医師に繋って、その都度、相談に出向いて救われたことに感謝しています。

その反面、支援を受けるまでの労力の大変さという矛盾を抱いています。

何も知らない所に自分一人で相談に行き、辛い目にあって心が折れたこともたくさんありました。

相談先の当たりハズレによって生活が大きく変わることを痛感してきたので、いまだに、見ず知らずの相談窓口に一人だけで行くことが不安です。

だからこそ、仲間たちとの繋がりや情報共有を大切にして、孤立しないように生きています。

 

『Q30   一人世帯の引きこもりの支援は行き届いているのでしょうか?』

A  不十分です。

私自身がよく感じることは、「支援を受けるまでの支援」が必要な人、本当に支援が必要な人に支援が行き届かない現実があります。

そもそも、支援を申請するための手続きをする力や能力がないから、引きこもっている人が多いのです。

親が健在な場合には、親の支援を受けるようアプローチするのが通常かと思いますが、一人世帯の引きこもりの場合には、親とのコミュニケーションが取ること自体が事態を悪化させる可能性が極めて高いと思われます。

行政の担当者が親と直接コンタクトを取って、条件なしの金銭的サポートをお願いしてみてください。

親が亡くなって年金がもらえなくなることにより、生活が困難になり、だからといって生活保護の申請もできない。

生存権すら主張できない人はどうすればいいのでしょうか。

本人の申し出がないと行政が対応できないならば、やはりアウトリーチ(訪問支援)を充実させることによって、引きこもり本人たちへの「呼び掛け支援」を実現化させてほしい。

行政側からも、引きこもりの仲間に「支援を知る・受ける」きっかけを与えてほしいと願っています。

 

平成30年度からは、厚生労働省は生活困窮者自立支援制度との連携を強化し、訪問支援等の取組をふくめた手厚い支援を充実させるとともに、ひきこもり地域支援センターのバックアップ機能の強化を図るようになりました。

 

引きこもりの家族の状況把握に努めて、家族亡き後に本人はどうなっているのか、訪問調査をしながら、保護の申請の呼び掛けと手助けができるようなところまでいってほしい。

それは、家庭内で虐待されている幼児を見つけるくらい困難なことかもしれません。

しかしながら、大きな社会問題である引きこもりの人たちに対して、行政が受け身のままで本当に良いのでしょうか。

どうか、引きこもりの仲間たちを、社会からいないことにしないでください。

引きこもりの人たちは社会の中に埋もれているだけで、今日一日を共に生きています。

実は、蚊の鳴くような声ですが、引きこもり本人は、「自分はここにいるんだ…」というメッセージを、何かしらの形で出し続けているのです。

社会の常識に対応できないうちに、自責の念にかられて、人間らしく生きることを放棄してしまった人たちに、保護や支援を受けて生き残るチャンスが与えられる社会になってほしいと願っています。

【最後に】

『Q31 引きこもりが社会復帰しやすい社会になるためには、どうすればいいのでしょうか?』

 

 

A  私が常々思うことは、社会は科学進歩で複雑になったことにより、専門化・分業化されることで大変便利になりました。

しかし、専門化・分業化される際に、「人の気持ち」が置き去りにされてしまった事が社会の問題だと考えています。

引きこもりも障害も病気でも、一つの問題に対して解決して社会復帰に至るまでには、多分野の支援が必要になります。

パワハラやいじめ、家庭内暴力を受けた時の対応。事件や事故が起きた時の緊急対応。失業や生活困窮の問題。当事者会や家族会、回復施設の利用。医療や福祉の活用など、それぞれに専門的な相談機関への繋がりが当事者の命綱になります。

引きこもりからの「真の回復の道」には、多様性が求められます。

自立して社会復帰するために、関わりの必要がある分野の連携が必至です。

そのためには社会の側が、自分の分野だけを良くして守り抜くという発想だけでは良くないと感じます。

皆の平安を願って、相乗効果を起こしていくような、「連携」の意識を持つ人たちの繋がりが大切だと思います。

最後に、「引きこもり支援」という言葉のイメージだけが社会で先行してしまうと、逆に引きこもりを0にしようと意気込む風潮になる危険性も出てきます。

どうしても、引きこもりを更正させようという視点を持ってしまいがちですが、引きこもりがなぜ起きるのかという、社会全体の問題に対して明らかにしようとする取り組みが一番大事だと思っています。

引きこもり支援を進めるにあたって、行政や専門家も、「より良い社会にするためのヒントを、引きこもりの人たちから学ぼう!」くらいの発想とスタンスで、引きこもりを理解することからはじめてほしいと願います。

【相談先】

KHJ全国ひきこもり家族会連合会…引きこもりを抱えた家族・本人が社会的に孤立しないよう、全国の家族会と連携し、行政に働きかけながら、誰もが希望を持てる社会の実現を目指しています。
■連絡先
・メールアドレス:info@khj-h.com
・TEL:03-5944-5250
・FAX:03-5944-5250

ひきこもりUX会議…不登校、ひきこもり、発達障がい、セクシュアル・マイノリティの当事者・経験者らで立ち上げたクリエイティブチームです。
■連絡先
・メールアドレス:info@uxkaigi.jp

ひきこもりプラットフォーム…全国さまざまな場所で、ひきこもりの当事者・経験者が集まる当事者会が開催されています。​そんな当事者会の中から、あなたに合った居場所を探すことができるプラットフォームです。
■連絡先
・メールアドレス:https://hikipla.com/

楽の会リーラ…苦しい状況から1日も早く解放され、地域社会の中で自分が望む生き方ができるよう、ひきこもりも生き方のひとつとして認められるダイバーシティ社会の実現をめざす。当事者(ピア=仲間、経験者)目線に立った活動を行う「ひきこもり家族会」(当事者団体/セルフヘルプグループ)です。
■連絡先
・メールアドレス:info@rakukai.com
・TEL:03-5944-5730
ご家族だけでなくご本人の方々からのお電話もお待ちしています。毎週水、金、日の13時~17時に受け付けています。(ご相談は03-5944-5720までご連絡ください。)

フリースペース バナナボート…働くことや自立に関して悩みを抱える若者が、自宅以外に安心できる居場所です。当事者・家族が相談できます。
■連絡先
・TEL: 090-2744-6184
・FAX: 03-3989-1128

ひきこもりアノニマス…引きこもりから回復したい人が、依存症の12ステップ回復プログラムを活用して、より良く生きようとする当事者グループです。
■連絡先
・メールアドレス:http://hikikomorianonymous.org/
など

※そのほか、長年にわたり、引きこもり問題に取り組んでいる、精神科医の斉藤環先生、ジャーナリストの池上正樹さんや加藤順子さんなどが紹介する場所を、私もオススメします。

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